安藤サクラ&山田涼介 社会の最底辺で生きる”最狂姉弟”を体現 原田眞人監督「BAD LANDS」場面写真

2023年9月29日より劇場公開される、原田眞人監督、安藤サクラ、山田涼介出演の映画「BAD LANDS バッド・ランズ」から、新たな場面写真が公開された。社会の最底辺で生きるネリ(安藤サクラ)とジョー(山田涼介)の”最狂姉弟”の姿が捉えられている。

金髪に黒いキャップ姿が印象的なネリは、安藤が原田監督と話し合いながら作り上げたキャラクター。撮影現場での安藤は、本番前に独自の発声をして喉をほぐしたり、柔軟体操のように体を動かしたりしながらコンディションを整えていたそうで、それを目にした原田監督が劇中のネリの言動として採用した。安藤は、「監督はその場で思いついたことをも味方につけて演出されるので、どんなハプニングや出会いがあっても楽しめるように、監督の発想に対応できるよう常に“漂っている”状態でいることを、一番大切にしていました」とコメントしている。

黒い革ジャンがトレードマークのジョーは、ネリの前ではかわいげのある表情を見せるも、姉のいないところでは一転して狂気に満ちた表情を見せるキャラクター。山田は、「自称“サイコパス”なんですけど、ネリ姉といるときはどこか可愛い弟でありたいなという思いが、常に頭の中にあって。可愛いけど危ない人、みたいな。美しいものには毒があるじゃないですか(笑)。脚本からジョーのバックグラウンドを想像したりもしましたね。漢字の読み書きが苦手なのに、数字にだけ異常に強いのは、小さい頃から悪さばかりしてきたからだろうなとか。そういうところは大切に演じようと思っていました」と、演じる上で意識した点を語っている。

「BAD LANDS バッド・ランズ」は、直木賞作家・黒川博行の「勁草」の映画化作。”持たざる者”が”持つ者”から生きる糧をかすめ取って生き延びてきた、特殊詐欺に加担するネリと弟・ジョーを描く。原田眞人監督作品は初参加となる主演の安藤サクラが、特殊詐欺をなりわいとする橋岡煉梨(ネリ)役を演じ、主人公ネリの弟・矢代穣(ジョー)役を、「燃えよ剣」以来2度目の原田眞人監督作品への参加となる山田涼介が演じる。

【作品情報】
BAD LANDS バッド・ランズ
2023年9月29日(金) 全国ロードショー
配給:東映/ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
©2023「BAD LANDS」製作委員会

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