岡山城「御城印」に新作登場 池田家家紋モチーフ、限定千枚

池田家の家紋をモチーフにした御城印の新作

 岡山城天守閣(岡山市北区丸の内)の登城記念として好評の「御城印(ごじょういん)」に、岡山藩主池田家の家紋のアゲハチョウをモチーフにした新作がお目見えした。岡山城の異名「金烏城(きんうじょう)」にちなみ、黒や金色で城をデザインした台紙とともに限定千枚を販売している。

 御城印は縦15センチ、横10.5センチの厚手の紙に、名君で知られる池田光政の時代まで使われていた「泊蝶紋(とまりちょうもん)」(緑色)と、光政の子の池田綱政以降に使用された「輪蝶紋(りんちょうもん)」(赤色)をあしらった。輪蝶紋が施された丸形(直径4.5センチ、金色)のしおりも初めてセットにした。

 1セット2千円。岡山城を管理運営するおかやま観光コンベンション協会が、池田家の入城420周年を記念して企画。天守閣地下1階の売店で取り扱っている。

 岡山城学芸員の原田莉沙子さんは「多くの人に手に取ってもらい、江戸時代の約200年間、岡山を治めた池田家について知るきっかけにしてほしい」と話す。

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