コロンビア代表MFフアン・クアドラードのインテル加入がファンから理解を得られるまで、まだ時間がかかりそうだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。
【写真】認められる日はまだまだ先?クアドラードとラウタロの2ショット
クアドラードは昨シーズンまで8年間在籍したユベントスで通算314試合に出場し、セリエAを4度、コッパ・イタリアを5度制し、ゲームキャプテンを務める試合も珍しくなかった。ここ数年のユベントスを代表する選手の1人だったことに疑いの余地はない。
ユベントスとインテルの一戦はイタリア・ダービーと称されるように、両者が激しいライバル関係にあることは言わずもがな。そんななかでクアドラードとインテルの因縁は数知れず…ユベントスで腕章も巻いた35歳は賛否両論渦巻くなかで今夏インテルへとフリー移籍で加入した。
当然のようにインテリスタから歓迎されなかったわけだが、セリエA開幕2試合とも途中出場し、ホームで迎えた第3節のフィオレンティーナ戦も70分から出場。直後の73分、右サイドからFWラウタロ・マルティネスに良質なクロスを送り、キャプテンのゴールをアシスト。4-0の大勝に一役買った。
試合後にはインスタグラムを更新し、ラウタロとのツーショットとともに「代表ウィーク直前の白星はとても重要。Inter Family +3」と投稿。これに対してインテリスタからは「サンキュー、フアン。これからキミを信じるよ」といった肯定的なコメントもいくつか寄せられた。
その一方、口にするのも憚られるような中傷コメントをクアドラードに投げかけるインテリスタも確認でき、どうやら加入が理解を得られる日はまだ遠い模様。賛否両論あるのは致し方ないとしても、SNSが普及し始めて10年以上経ってなお、その使い方を心得ないサッカーファンが世界中にいることは残念だ。
インテルのウルトラス「クルヴァ・ノルド」はクアドラード加入に際し、「キミはこれまでインテリスタに嫌われる行いをしてきたが、評判を覆すのもキミ次第だ」と、その活躍に期待を寄せる声明を発表している。