2年後の開業に向け建設が進むJR広島駅の新しい駅ビルです。
路面電車が乗り入れることが大きな特徴ですが、その一部が6日、公開されました。
建設が進む、JR広島駅の新しい駅ビル。
2階部分に、広島電鉄の路面電車が高架で乗り入れる予定です。
その2階に位置するのが、「中央アトリウム空間」です。
JR西日本は完成予想図を公開しました。
路面電車が乗り入れる場所は、5階フロアまで階段状に、最高で高さおよそ18メートルの吹き抜けとなる予定です。
■濱野純一朗記者
「こちらは3階部分にあたるテラスの建設現場です。こちらの2階部分には路面電車の乗り入れが予定されていますが、テラスからはこのように座ってその様子を一望できるということです。」
3階に設置される「雁木テラス」。
川の雁木をイメージしました。
路面電車の乗り入れを東西2ヶ所から眺めることができます。
公開された西側のテラスの幅はおよそ16メートル。
路面電車などの待ち時間をここで過ごすことができます。
そしてこちらは、「雁木テラス」に設置される壁の模型です。
水の都・広島流れる川をイメージしました。角度によって見え方が変わるデザインです。
視察に訪れた広島市の松井市長は、完成に向け、期待の声です。
■広島市 松井一実市長
「新幹線から路面電車に直結するような駅の構造を持った市は日本全国広島以外ないのでは。そういう意味では、公共交通が連結したということで、嬉しく形に表れたと。」
工事の進捗率は、およそ6割。
新しい広島の顔となるJR広島駅の駅ビルは、2025年春に開業予定です。
【2023年9月6日放送】