ガソリン価格高騰で量を減らして給油 割引券配布などで給油控えに対応

宮城県のガソリンスタンドでは、価格上昇の影響で利用客が給油の量や回数を減らす、買い控えの傾向が見られています。大郷町のガソリンスタンドでは、仕入れ価格の高騰で販売価格を上げざるを得ず、6日の時点でレギュラーを1リットル当たり184円、ハイオクを194円で販売しています。

最も価格が安かった3月中旬と比べると29円ほど高くなっていて、1カ月前の同じ時期と比較しても21円高くなっているということです。

「満タンまでは入れませんね。高いから。下がってもらいたいですけどね」

利用客の3割程度は満タンにせず、量を減らして給油しているといいます。

ガソリンスタンドを運営する有光商事は、「レギュラーガソリンの販売価格が150円台に下がるまでは、買い控えの傾向が続くのではないか」と懸念しています。

このため8月からは給油1リットル当たり5円の割引券を配布しているほか、洗車の無料サービスなどを行っています。

有光商事取締役営業部長上遠野鷹聖「(割引)チケットで燃料の価格を下げて販売したりでお客様に1人でも来店していただければなと思っております」

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