豚熱ワクチン100万頭弱に接種 鹿児島県が農水省に計画提出

 農林水産省が豚熱(CSF)のワクチン接種対象の推奨地域に九州7県を指定したことを受け、豚の飼育数が全国首位の鹿児島県は6日までに、接種計画を同省に提出した。承認されれば知事が接種命令を出す。県によると、対象は県内全域約530農場の飼養豚約100万頭弱。

 計画には必要なワクチン数などをまとめた。接種の大半は農場の飼養衛生管理者が実施する見込みだ。

 管理者による接種を可能とする事前研修は進んでおらず、県は早期に打ち手を確保するため、県内各地で研修会を11日から順次実施する予定だ。認定獣医師向けの説明会は7日から始める。

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