浦和が4カ月ぶり先発シャルクの1発でG大阪撃破! 3大会連続のベスト4進出に前進【ルヴァンカップ】

6日、YBCルヴァンカップ準々決勝第1戦のガンバ大阪vs浦和レッズがパナソニックスタジアム吹田で行われ、浦和が1-0で先勝した。

今季のルヴァンカップもいよいよノックアウトステージ(プライムステージ)が幕開け。大混戦となったEグループを首位突破したG大阪だが、直近のリーグ戦第26節では北海道コンサドーレ札幌に0-4とショッキングな大敗を喫している。

対する浦和も、4チームとも最終節まで順位が確定しなかったBグループを首位突破。しかし、直近のアルビレックス新潟戦では1点リードの後半に劣勢を強いられて81分に被弾。消化不良の1-1ドローとなり、リーグ戦3連勝とはならなかった。

直近の試合で白星を掴めずも、前身のナビスコカップ時代を含め優勝2回ずつを経験している両者が準々決勝で激突。立ち上がりは3大会連続の準決勝進出、7大会ぶりの王座を目指す浦和がペースを握って攻め込む。

浦和は4カ月ぶりに先発起用されたアレックス・シャルクが開始1分、5分と相次いでシュートを放つと、9分にはボックス左で小泉からパスを受けた荻原が左足を一閃。しかし、スプリントしてきた勢いのまま放った一撃は大きく枠を外れる。

G大阪は13分、石毛が敵陣中央で浮き球のパスを受け、ゴールまで約25mの距離でワントラップから右足ボレー。完璧なミートで放たれた強烈な一撃がスタジアムを沸かせるも、わずかにクロスバーの上へと外れる。

次第にG大阪が押し込むようになった31分、右サイドを崩して高尾からクロスが上がると、ダワンが下がりながらのヘディングシュート。緩やかな軌道を描いて浦和GK牲川の頭上を越し、先制点かと思われたが、間一髪で荻原に掻き出された。

0-0で迎えた後半、浦和はキックオフからロングボールを放り込み、ボックス手前でのデュエルの連続からルーズボールを拾ったのは小泉。小泉から横パスを受けたシャルクがワントラップから強烈な右足ミドルをゴール左上に突き刺した。

後半最初のプレーで先手をとられたG大阪。59分、左サイドを押し込んでファン・アラーノがカットインすると、後方からスプリントしたダワンがパスを受けてペナルティアーク内から右足シュート。地を這うミドルはわずかにゴール左へ外れる。

73分には再びダワンにチャンス。宇佐美の縦パスからイッサム・ジェバリのポストプレーを経由し、ダワンはゴール正面左寄りの位置から右足シュート。決定機だったが、コースを突いた一撃を今度はゴール右へと外してしまった。

時折、惜しいシーンを迎えながらどうしても1点が遠いG大阪。結局、リーグ最小失点の浦和に0-1で敗れ、敵地・埼玉スタジアム2002で行われる第2戦を中3日の10日に控え、痛恨の敗戦となってしまった。

浦和としてはアドバンテージを持ってホームでの第2戦を迎えられる形に。3大会連続となる準決勝進出に一歩前進した。

ガンバ大阪 0-1 浦和レッズ

【浦和】

アレックス・シャルク(後1)

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