NHKクロ現で放送内容に誤り 「広がる女性のひきこもり」

東京・渋谷のNHK放送センター

 NHKは6日、報道番組「クローズアップ現代」の4月19日放送分で、ひきこもりを経験した女性を取り上げた際、本人の意向や事実と違う内容を紹介したとして、番組内で謝罪した。「事実関係の確認が不十分だった」としている。

 NHKによると、問題があったエピソードは「広がる女性のひきこもり “孤立”をどう防ぐのか」。女性を「働きたいと思っても、その一歩が踏み出せていません」と紹介したが、本人は放送当時、企業などに就職して働きたいと思っていなかったことなど誤った内容を放送した。

 NHKは「女性が現在もひきこもりであるかのように伝わる放送になっていた」とコメントした。

© 一般社団法人共同通信社