DV疑惑のアントニー、ユナイテッドが声明を発表「この問題を真剣に受けてとめている」

[写真:Getty Images]

マンチェスター・ユナイテッドは6日、ブラジル代表FWアントニーに関する声明を発表した。

アントニーは元恋人へのDV疑惑が浮上。その影響で、招集されていたブラジル代表メンバーから外されることが決定していた。

ユナイテッドは声明で警察の捜査が行われていることに言及している。

「マンチェスター・ユナイテッドは、アントニーに対する疑惑を認め、警察が調査を行なっていることに留意します」

「さらなる情報が出てくるまで、クラブはこれ以上のコメントを控えます」

「クラブとして、我々はこれらの申し立てとその後の報告が虐待の被害者に与える影響を考慮し、この問題を真剣に受けてとめています」

アントニーには、元恋人であるガブリエラ・カヴァリンさんに対する暴力行為、DV(ドメスティック・バイオレンス)が告発されており、脅迫を含むメッセージが公表。ガブリエラさんは手を負傷したり、頭部を負傷した証拠もあるとされていた。

これを受けて警察の捜査がスタート。ブラジルサッカー連盟(CBF)は北中米ワールドカップ予選に向けてブラジル代表に招集していたアントニーを招集外とし、アーセナルのガブリエウ・ジェズスを追加招集していた。

なお、アントニーはDVの疑惑を否定。「その告発は虚偽であり、既に出された証拠とこれから提出される証拠は、僕が行われた告発に対して無罪であることを証明していると冷静に述べることができる」と自身のインスタグラムで声明を発表していた。

ユナイテッドでは、イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドが2022年1月に強姦未遂容疑で逮捕。その後、クラブは活動停止を言い渡し謹慎処分に。2023年2月に無罪となっていたが、大きな反発を受けて退団。今シーズンはレンタル移籍でヘタフェに加入していた。

その矢先で再び同様の暴力容疑が選手にかかることに。一難去ってまた一難という状況となった。

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