兜着けた「オオタニサン」や「フワちゃん」も 海老名で17日まで恒例のかかしまつり

「ホームラン兜」をかぶった大谷選手のかかし「SAMURAI」=海老名市中新田

 神奈川県海老名市中新田の水田で、毎年恒例の「中新田かかしまつり」が開かれている。世相を反映したものやユニークなものなど40体のかかしを楽しむことができる。17日まで。

 かかしまつりは昨年、実施主体の高齢化などを理由におととしを最後に終了することが決まったが、その後に地元有志が「中新田かかしまつり保存会」を立ち上げて、秋の風物詩を継承した経緯がある。

 今年は、米大リーグ・エンゼルスで本塁打を放った選手にかぶせる兜(かぶと)を着用した大谷翔平選手をデザインした「SAMURAI」や、草刈り機と鎌を手にした「草刈り二刀流」、タレントのフワちゃんをデザインした「コメちゃん」など個性的な作品が並ぶ。

 保存会の飯島康利会長(60)は、「完成度が高く、努力した結果が出ている。力作を見に来てほしい」と来場を呼びかけている。

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