ソウル線 9、10月に計3往復 岡山空港発着 チャーター便運航

岡山桃太郎空港

 新型コロナウイルス禍の影響で運休している岡山桃太郎空港発着のソウル線で定期便を運航していた大韓航空が9月28日と10月1、4日、チャーター便を計3往復させることが6日、関係者への取材で分かった。ソウル線の運航は2020年3月以来3年半ぶり。岡山県は10月末からの冬ダイヤでの定期便再開の足がかりとしたい考えだ。

 ソウル線は運休前、大韓航空が週4往復運航しており、県は冬ダイヤでの再開を視野に同社と協議を進めている。関係者によると、同社も前向きな姿勢を示しているとされ、インバウンド向けに発着時刻を設定した今回のチャーター便を通じ、本格運航への課題を確認する狙いもあるとみられる。

 同空港発着の国際定期4路線は新型コロナの感染拡大で20年2、3月から全線で運休していたが、台北、上海線は既に復活。残る香港線の再開は現時点では見通せていない。

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