【大井・東京記念】セイカメテオポリスが重賞3連勝…吉原「手応え抜群だった」

6日、大井競馬場で行われた11R・東京記念(S1・3歳上・ダ2400m)は、吉原寛人騎乗の1番人気、セイカメテオポリス(牡5・大井・渡邉和雄)が勝利した。3/4馬身差の2着にランリョウオー(牡5・浦和・小久保智)、3着にミヤギザオウ(牡4・大井・森下淳平)が入った。勝ちタイムは2:34.0(重)。

2番人気で山崎誠士騎乗、マンガン(牡6・船橋・石井勝男)は、4着敗退。

1着 セイカメテオポリス
吉原寛人騎手
「最後までタフな競馬になりましたが、勝ち切ってくれて嬉しいです。枠順がよく、本橋騎手が行くと思っていましたので、その後ろをつけられればいいなと思っていました。メテオポリスにとってはいいペースで流れていたので、直線しっかり伸びてくれると思っていました。内からも外からも上がっていく馬がいて、前から垂れてくる馬もいたので窮屈になりましたが、凌いでくれました。最後までインにこだわって騎乗し、外に出したときは手応え抜群だったのでかわしてくれると思っていました。暑い中どういう状態かなと思っていましたが、返し馬をした際にすごく身が入っていて充実ぶりが伺えたので、これならいい競馬ができると信じて騎乗しました。メテオポリスも重賞3連勝とミックファイアに続けましたので、とても嬉しいです。明日も重賞に騎乗しますので、応援よろしくお願いいたします」

渡邉師「好きなように乗ってもらいました」

ヤングジョッキーズTR大井第1戦・スピードスターと小林美駒騎手 (C)NAR地方競馬全国協会

渡邉和雄調教師
「休み明けでしたけど、連勝できていたのでなんとか決めてくれたらいいなと思っていたんですけど、本当に秋、良いスタートを切れましたね。理想どおりの位置取りとレース運びでした。3コーナーあたりでちょっと前がごちゃっとしましたが、吉原騎手が上手くさばいてくれたので直線は届いてくれと信じて見ていました。オグリキャップ記念を勝ってもらったときも2500mのレースでしたし、この馬は2000mの大井記念を勝ちましたが、2400mや2600mのほうが良いよという事だけは告げました。あとは、あれだけのジョッキーなので好きなように乗ってもらいました。馬は至って順調にこれたんですけど、今年の猛暑でこの馬は暑さが一番の敵だと思っていましたのでそれがどっちに出るのかなと思っていました。今日もだいぶ落ち着いていたんですけど、落ち着きなのか、夏負けなのか、その辺の判断がつきにくかったんですけど、夏負けではなかったようですね。入厩当時から大きいレースをたくさん取れる馬だと思っていたんですけど、去年まで歯がゆいレースばっかりでしたが、今年になって一本、筋が入ったような感じです。この強さですのでまだまだこれからタイトルをどんどん重ねていってほしいですし、これから出てくる後輩のミックファイアにも良い口火を切ってくれたので2頭でまた秋シーズンを盛り上げてくれたらと思っています。(次走の予定は)ちょっと流動的で、さっき言った厩舎の後輩もおりますのであの馬とうまく分けながら使っていけたら良いなというのがオーナーとの意向ですので、その辺はまたゆっくり考えたいと思います。(JBCへの思いは)後輩次第です。(ファンへメッセージを)今日は一番人気で支持していただいて無事に勝つことができてほっとしています。これから秋シーズンはもっともっと頑張れる馬だと思いますので次回も応援よろしくお願いいたします。今日はありがとうございました」

セイカメテオポリス 25戦6勝
(牡5・大井・渡邉和雄)
父:マジェスティックウォリアー
母:ボウピープ
母父:ディープスカイ
馬主:星加浩一
生産者:谷川牧場

【全着順】
1着 セイカメテオポリス 吉原寛人
2着 ランリョウオー 本橋孝太
3着 ミヤギザオウ 今野忠成
4着 マンガン 山崎誠士
5着 ヴェルテックス 笹川翼
6着 フレッチャビアンカ 御神本訓史
7着 ハデスキーパー 西啓太
8着 コスモポポラリタ 和田譲治
9着 トーセンブル 達城龍次
10着 カイル 本田正重
11着 フォルベルール 町田直希
12着 レッドソルダード 森泰斗
13着 ウェイキー 的場文男
14着 コバルトウィング 張田昂

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