岐阜県岐阜市の金型メーカー・株式会社岐阜多田精機が、子どもの体にフィットする「サポートチェア・スマイル」を開発しました。「低学年の児童が椅子にうまく座ることができない」という声から、子どもが正しい姿勢で座れるデザインとなっています。
現在はオンラインでのみの販売ですが、2023年9月からは展示販売がスタート!今回は、「サポートチェア・スマイル」の開発に至った経緯や商品の魅力について紹介します♪
岐阜県の金型メーカー「岐阜多田精機」ってどんな会社?
岐阜多田精機は岐阜県岐阜市にある金型メーカーで、自動車部品や住宅設備など幅広い分野の金型を製造しています。全工程の内製化にこだわっており、最新設備を導入することで人と技術の融合を図り、より良いものづくりを追求しています。
研究開発にも力を入れ、産学官の地域社会連携においてはIoTシステムの開発に取り組むなど、次世代のものづくりにも力を入れている会社です。
「サポーティングインダストリー・ネットワーク倶楽部」の社会貢献活動プロジェクトに参加
金型の製造や研究開発のほか、中小機構が行う「サポーティングインダストリー・ネットワーク倶楽部」の社会貢献活動プロジェクトに参加。2016年からは、特別支援学校の困りごとを解決する取り組みをスタートしています。
「特別支援学校の抱える課題を技術力で解決する」をテーマとするこの取り組みでは、学校に困りごとをヒアリングし、解決に向けてサポートする製品を開発。金型メーカーである岐阜多田精機は、低学年の児童が姿勢良く座り続けることができるサポートチェアを開発し、岐阜本巣特別支援学校に寄贈しています。
子どもが姿勢良く座れる「サポートチェア・スマイル」の魅力
岐阜多田精機が手掛けるブランド「monoplus」から販売されている「サポートチェア・スマイル」は、特別支援学校や小学校低学年の児童が「学校の椅子にうまく座れない」という声をもとに開発されました。
特別支援学校では、体で感じた感覚の情報をうまく脳が伝えられないことなどが原因で、姿勢が崩れてしまう子が多いそう。また、学校の椅子はひじ掛けや背もたれが小さいため姿勢が崩れやすく、特別支援学校だけでなく小学校でも頻出している問題なのだとか。
ここでは「サポートチェア・スマイル」の特徴や使い方を紹介していきます♪
monoplus「サポートチェア・スマイル」ってどんな商品?
「サポートチェア・スマイル」は、左右にサイドバーが付いており、体を正面に向ける動きを補助してくれます。また、軽くて丈夫な樹脂製の素材で、汚れても水洗いができるため常に清潔に保つことが可能です。
全5色(レッド・イエロー・グリーン・ライトブルー・ブルー)で、椅子やインテリアに合わせて選べます。また、積み重ねができるデザインなので、学校や自宅、施設などで複数を使用する場合も、コンパクトに収納ができるのも魅力です。
「サポートチェア・スマイル」を椅子に装着して使用することで、子どもが学習や食事に落ち着いて向かうことが出来るようになったという声も届いています。
「サポートチェア・スマイル」の使い方
「サポートチェア・スマイル」を椅子の上(体に合う位置)に設置し、付属のベルトをループに通してしっかりと椅子に固定します。椅子に設置せず、座椅子としての使用も可能です。
※椅子の形状によっては使用できない場合があります。
■サポートチェア・スマイル
価格:6,800円
カラー:レッド、イエロー、グリーン、ライトブルー、ブルー
※Rサイズ / Lサイズ 全て同価格です。
「サポートチェア・スマイル」はオンラインで販売中!2023年9月からは展示販売もスタート
小学校や特別支援学校で使用されている「サポートチェア・スマイル」は、現在「monoplus」オンラインショップで販売しています。
また、2023年9月15日(金)からは愛知県のアートスクール「アルテコローレ」にて展示販売もスタート!実際の商品を見て、ぜひ座り心地を試してみてはいかがでしょうか♪
■アルテコローレ
住所:〒470-0118 愛知県日進市米野木台2丁目2202
Instagram:https://www.instagram.com/arcolo_school/
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■株式会社岐阜多田精機
住所:岐阜県岐阜市東改田字鶴田93
※掲載情報は公開日時点のものとなります