グッズは売り切れ続出…USJ騒がすハミクマ、人気の秘密は?

「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(大阪市此花区)で、期間限定イベント『NO LIMIT! ハロウィーン』が9月7日より開幕。 毎年、ハロウィーンならではのグッズやイベントが話題となる同パークでも異彩を放っているのが、USJオリジナルのキャラクター「ハミクマ」だ。

熱狂的ハミクマファンの2人。ちなみに中央の大きな人形はお手製だという(6日・大阪市内)

2021年に誕生したクマ型ゾンビのハミクマは、こぼれた目玉に裂けたお腹からファンシーな物体がハミ出ているという、不気味ながらどこかキュートなビジュアルが特徴的。当時はゾンビキャラクターのひとつとして登場し、「クマちゃんゾンビ」や「クマゾンビ」などの愛称で呼ばれていたという。

■ グッズの売り切れ続出…なぜここまで人気に?

以前からUSJファンからはひそかに話題だったというハミクマだが、昨年から「ゾンビたちの支配者」というポジションになったことを皮切りに人気が爆発。今ではグッズもすぐに売り切れてしまうそうで、ショップに入荷されると、売り場で「ハミクマさまおるやん!」とファンが歓声を上げる様子も見られた。

出会えるとレア?この日入荷したカチューシャも、午後には完売していた(6日・大阪市内)

すでにレアアイテムとなりつつあるハミクマグッズに身を包んだ女性2人組とパーク内で遭遇。話を聞いてみると、それぞれホラー好きとクマ好きだという2人はまだ名前とボイスもついていなかったころにハミクマと出合い、一瞬で一目惚れしたという。

昨年に初となるグッズが発売されると発売初日の朝から並んで入手し、ついにはぬいぐるみを自作するほどの「ハミクマ愛」を見せる2人。さまざまなキャラクターたちが集うUSJでも、なぜここまでハミクマが愛されるのか・・・。「ハミクマの魅力とは」と尋ねると、「かわいいけど、グロテスクなところです」と迷いなく答えてくれた。

さらなる活躍が期待されるハミクマだが、今年のハロウィーンからは新たな展開も。リーダー(支配者)をつとめるショー『ゾンビ・デ・ダンス』にて、真っ白なボディに王冠をのせたビジュアルが印象的な「ハミクマソウル」」なる新キャラクターが登場。

『ゾンビ・デ・ダンス』に登場した「ハミクマ」と新キャラクターの「ハミクマソウル」(6日・大阪市内※プレスお披露目にて)

ファンを「ハミクマ増えた!?」「え、漂白された???」と動揺させた新たな仲間・ハミクマソウルもくわわり、今後の動きからますます目が離せない。

取材・文・写真/つちだ四郎

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