今永昇太がポスティングでメジャー移籍へ 山本由伸同様に争奪戦か

今年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でアメリカ代表との決勝に先発し、侍ジャパンの優勝に貢献した今永昇太(横浜DeNA)が今オフ、ポスティング制度を利用してMLBへ移籍する可能性があるようだ。MLB公式サイトのジョン・ポール・モロシ記者が関係者の話として伝えた。今オフは山本由伸(オリックス)もポスティング制度によるMLB移籍が有力視されており、多くのチームが先発投手の補強を目指すなか、日本を代表する2人の投手をめぐって熾烈な争奪戦が繰り広げられることは間違いなさそうだ。

現在30歳の今永はプロ8年目の今季、ここまで19試合に先発して128イニングを投げ、7勝3敗、防御率2.81、152奪三振を記録。モロシ記者は「今永はプロ入りした2016年以降、日本を代表する先発投手の1人であり、今季は与四球21に対して奪三振152を記録するなど、素晴らしいシーズンを過ごしている。昨季はノーヒッターも達成した」と伝えている。

今年のWBCで3試合(うち1先発)に登板して6イニングを投げ、奪三振7、失点2と米球界に対して実力は証明済み。今オフはヤンキース、ドジャース、カージナルスといった有力チームが先発投手の補強に動くことが予想されており、モロシ記者は「彼の能力と先発投手に対する高い需要を考えれば、ポスティングでのMLB移籍が成立する可能性は極めて高い」と予想する。

ポスティング経由での補強は、NPBの球団に対して移籍金を支払う必要があるものの、ドラフト指名権を犠牲にする必要がないというメリットがある。よって、同じくポスティングでのMLB移籍が有力視される山本とともに、今永が多くのチームの補強ターゲットとなることは間違いないだろう。WBC優勝を経験した「サムライ」がまた1人、海を渡ることになりそうだ。

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