「おいしそう」農園に4年ぶりの歓声響く 東松山で幼稚園児がナシ狩り 57人が小さな手で大きな実もぎ取り

教諭に支えられてナシ狩りを体験する園児=6日、東松山市東平の加藤農園(画像の一部を加工しています)

 埼玉県川島町の私立とねがわ幼稚園(笛木哲園長)の園児が6日、東松山市東平の加藤農園でナシ狩りを体験した。コロナ禍でナシ狩りを訪れたのも受け入れたのも4年ぶりで、園内に子どもたちの歓声が上がった。

 国道407号沿いにある加藤農園を訪れたのは年長組の園児57人。当初は4日の予定だったが雨で延期されていた。楽しみにしていたナシ狩りに園児たちは、経営する加藤信二さんの案内で園内に入ると、「ナシがいっぱいだ」と大喜び。順番に教諭らの手を借りて果実をもぎ取り、「おいしそう」「早く食べたい」と話していた。

 東平地区の東平梨組合(栁沢誠一組合長)の直売農園は16園で、ナシがなくなり次第閉店する。ナシ狩りを受け入れているのは今年は2園のみ。

 問い合わせは、東松山市観光協会(電話0493.23.3344)へ。

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