みこし行列、絵巻を再現 二戸まつり、8日から3日間

祭りで一部再現を目指す絵巻物「陸奥の土風」

 二戸市の秋の風物詩、二戸まつり(実行委主催)は8~10日、市中心部で開かれる。みこしや風流山車の運行に加え、今回は江戸から明治期のみこし行列の様子が描かれた絵巻物を「再現」する試みに取り組む。

 地域に伝わる絵巻物は正月風景や秋祭りなど、当時の二戸の日常が多彩に記された「陸奥(むつ)の土風(どふう)」。歴史絵巻の一幕を取り入れることで魅力を高め、参加者減少や山車の維持などの課題を乗り越える狙いだ。

 8日午後2時半から、市内外から募った20人ほどがちょんまげやはかまなどの時代装束をまとい、みこしと一緒にまちを回る。

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