積水ハウス、地域企業との共同建築事業「SI事業」がスタート=独自工法のオープン化で良質な木造住宅を供給

積水ハウス(大阪市北区、仲井嘉浩社長)は8月28日、今年3月に新規事業として予告していた「SI事業」に関する記者説明会を開催し、1日から同事業をスタートさせた。

第1弾として、関東と関西に拠点を置く地域密着のビルダー3社(関西住宅販売、ノーブルホーム、積豊建設)と共同建築事業者のパートナー契約を締結。今後は、耐震性の高い土台や構造躯体を積水ハウスが施工し、外装や内装をパートナー企業が手掛けるコラボ住宅が住宅市場に供給される。

仲井社長は会見で国内の既存戸建住宅の耐震性の低さを指摘。「当社は常に国の基準を上回る基準で技術開発し、耐震性能をリードしてきた。

工業化住宅の開発で培ってきた基礎と柱を直接接合するダイレクトジョイント構法(DJ構法)と、積水ハウス建設によるミリ単位の精度まで高めた施工力をオープン化し、良質な住宅を1棟でも多く作りたい」と、SI事業を立ち上げた狙いを話した。

© 株式会社住宅産業新聞社