熊本競輪場、24年6月再開へ 熊本地震で被災、8年ぶり復活 熊本市長が議会で説明 

熊本競輪場の完成イメージ。バックスタンドなどをなくし、コンパクトな造りにする(市競輪事務所提供)

 熊本市の大西一史市長は7日の市議会一般質問で、2016年の熊本地震で被災し再建中の熊本競輪場(同市中央区水前寺)について、来年6月をめどに再開すると説明した。地震で使用不能となって以来、8年ぶりに熊本での競輪競技が復活する。

 大西市長は「現在、メインスタンドの耐震改修やバンク(競走路)などの工事が進んでおり、来年3月には完了する見込みだ」と報告。来年6月の競輪競技再開に向け、関係団体との協議を進めているとした。

 併設する「サービスセンター」の改修を24年度中に終え、キッズコーナーや会議室を地域住民に使ってもらうほか、災害時の地域住民の避難場所や非常用食料の備蓄倉庫として活用する考えも示した。

 夏まつりや、こども用プールの再開も予定。市競輪事務所は「にぎわい創出の場にしたい」としている。

 熊本競輪場は熊本地震でバンクに亀裂が入り、スタンドなど大半の施設が損壊。市は20年に有識者による懇談会を設けて再建の妥当性を検証した上で、大西市長が21年に再建する方針を示した。総事業費は52億5千万円で、23年度当初の競輪事業会計に約25億円を計上。9月補正にも同会計に1億9千万円を盛り込んでいる。

 山本浩之氏(熊本自民)への答弁。(上村彩綾)

再建工事が進む熊本競輪場。奥がメインスタンド=5月、熊本市中央区

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