中部縦貫道の勝原IC―九頭竜IC間が10月28日に開通 福井県の大野油坂道路、残る区間は2026年春予定

中部縦貫自動車道大野油坂道路

 福井県大野市街地から岐阜県境の油坂にかけて建設が進む中部縦貫自動車道大野油坂道路(延長35キロ)のうち、勝原インターチェンジ(IC)―九頭竜IC間(9.5キロ)が10月28日に開通することが9月6日、関係者への取材で分かった。

 大野油坂道路のうち、大野IC―勝原IC間(10キロ)は今年3月に開通。福井北ICから大野ICまでを結ぶ永平寺大野道路(26.4キロ)は2017年7月に開通しており、これで中部縦貫自動車道のうち、福井北ICから岐阜県境に至る福井県内区間の7割超が供用されることになる。

⇒中部縦貫道大野油坂道路、大野IC-勝原IC間が待望の開通

 残る九頭竜IC―油坂出入口間(15.5キロ)は26年春開業予定。今年6月に事業費が390億円上振れすることが明らかになったが、国土交通省は開通時期に影響しないとしている。

 大野市では10月28、29日に九頭竜紅葉まつり(大野市、九頭竜まつり実行委員会主催、市観光協会、福井新聞社共催)が開かれることになっており、勝原IC―九頭竜IC間の開通で誘客に弾みが付きそうだ。

© 株式会社福井新聞社