予選落ち→優勝も経験あり 畑岡奈紗が“得意”の季節で目指す「20アンダー」

今季はまだタイトルを手に出来ていない(撮影/石井操)

◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 事前(6日)◇ケンウッドCC(オハイオ州)◇6515yd(パー72)

米女子ツアーは次週に1週間のオープンウィークを挟むため、畑岡奈紗の連戦は「CP女子オープン」からの3連戦で一区切りになる。シーズン通してのバーディ数は251個でツアートップをマークしている中、前週「ポートランドクラシック」は今季初の予選落ちを喫した。

マネジメントが大事になってくるコース(撮影/石井操)

「4日間集中してプレー出来るように頑張ります」と仕切り直しを誓う一戦。初開催だった昨年は通算7アンダー20位で終えた。優勝スコアは22アンダーだったため、今回は「20アンダーを目指せれば」と精力的にバーディを狙っていくつもりだ。

ショットは直近2試合に続き好感触ではある(撮影/石井操)

前週は昨年4月「ロッテ選手権」以来1年5カ月ぶりに週末へ進めなかったものの、ショットの状態について「そんなに悪くない」と話す。537ydの2番、520ydの12番と2オン可能な距離のパー5もある。セカンド地点にあるフェアウェイバンカーが難度を高くしているが、ショット力でチャンスにつなげていきたいところ。「外していいところははっきりしているし、ラフからでもチャンスメークできるところはある」。攻守のメリハリを利かせたマネジメントで攻略に挑む。

あとはパッティングが入ってくれれば(撮影/石井操)

米通算6勝のうち、予選落ちした次の試合で優勝したケースが2度。直近の2022年「DIOインプラントLAオープン」もそうだった。前週「ロッテ選手権」予選落ち。2位発進して2日目に首位に並ぶと、週末にかけてリードを広げていった。日米11勝のうち7勝を9月以降に挙げ、得意の季節でもある。予選落ちの流れを払拭するべく、まずはスタートダッシュをかける。(オハイオ州シンシナティ/石井操)

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