小林誠司と入れ替え?一時同点の4号ソロで打撃上向き!大城卓三の巨人正捕手の座狙う原監督期待の好打者とは!?

山瀬慎之助が一時同点の4号ソロホームラン

9月6日、ジャイアンツ球場で行なわれたイースタン・リーグの日本ハムファイターズ戦に、「9番・捕手」で先発出場した山瀬慎之助は、3打数2安打1打点1HR。一時同点の4号ソロホームランを放つなど、今シーズン9度目のマルチヒットを記録。1軍再昇格へアピールした。

5回、1アウト走者なしの場面で打席に立った山瀬慎之助は、日本ハムファイターズ先発の金村尚真の7球目125kmスライダーを捉え、レフトスタンドへ運ぶ一時同点の4号ソロホームランを放った。

さらに、7回1アウト1塁の場面で打席に立つと、山瀬慎之助は日本ハムファイターズ2番手・中山晶量の初球145kmストレートをライトへヒットを放ち、1アウト1、3塁のチャンスを演出。その後、松原聖弥がフォアボールを奪い、2アウト満塁とチャンスを拡大するも、オコエ瑠偉がサードライナーに倒れ、得点は奪えなかった。

山瀬慎之助は、5月5日の中日ドラゴンズ戦でヒットを放つなど、1軍で少ない出場機会の中でも結果を残そうと食らいついていたが、5月28日に2軍降格となっていた。

打球が上がらなくなっていた山瀬慎之助は、7月11日の試合後の練習で橋本2軍外野守備兼打撃コーチとフォームをチェックし、少し前傾姿勢で打席に立つように調整したことで、好感触を掴み、12日の楽天イーグルス戦で早速ホームランと最高の結果を残していた。

8月に入り、ヒットが止まっていた山瀬慎之助だが、8月19日のヤクルトスワローズ戦で11試合ぶりのヒットを放つと、20日のヤクルトスワローズ戦でもヒットを放ち、2試合連続安打を記録。この試合では7月12日の楽天イーグルス戦以来、23試合ぶりのホームランを放ち、打撃復調の気配を見せている。

1軍では現状、スタメンマスクを被る大城卓三、打率.000と今シーズン未だヒットがない小林誠司、1軍再昇格を果たした岸田行倫の3人体制となっているが、山瀬慎之助は3番手キャッチャーとして1軍昇格する気は毛頭ない。レギュラーキャッチャーとして1日でも早くレギュラーになりたいという気持ちが強い。

それでもレギュラーキャッチャーになる近道は1軍に昇格し、打撃で少ないチャンスをものにする結果を残し続けることだろう。山瀬慎之助には、まず打率.000と今シーズン未だヒットがない小林誠司から1軍捕手の座を奪い取ってもらいたい。

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