「たくさんの人に見てもらって狂言を知ってもらいたい」内子座公演に向け子どもたちが

国の重要文化財「内子座」を拠点に、伝統芸能「狂言」に取り組む子どもたちが、来月の公演に向け稽古に励んでいます。

稽古に励んでいるのは「内子狂言くらぶ」のメンバーです。

クラブは「狂言」を内子座活用の柱にしようと2014年に発足し、現在、小学2年生から高校3年生までの18人が活動しています。

この日、メンバーたちは足の運び方など基本動作を確認した後、大蔵流の狂言師・茂山千三郎さんの指導を受けながら、山伏がキノコのオバケを退治する「菌」という演目を稽古していました。

(男子児童)
「狂言は大きく声を出して、学校とかでも毎日大きい声を出すようになって楽しいです」

(茂山千三郎さん)
「“内子に来たら狂言が見られる"という環境が将来的にはできてくるのかもしれない。私も力の続く限り、お世話させていただこうと思う」

(女子児童)
「たくさんの人に見てもらって、狂言を知ってもらいたい」

「内子狂言くらぶ」や茂山さんも出演する公演は、来月14日の午後5時半から内子座で開かれます。

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