橋本壮市「五輪へ勢いつける」 柔道男子、アジア大会へ合宿

強化合宿で練習する柔道男子73キロ級の橋本壮市=東京都多摩市

 杭州アジア大会(23日開幕・中国)に臨む柔道男子日本代表が7日、東京都多摩市の国士舘大での強化合宿を報道陣に公開し、73キロ級で来夏のパリ五輪代表内定の橋本壮市は「しっかり勝ち抜いて五輪へ勢いをつけたい」と意気込みを語った。

 2017年世界王者で32歳の橋本は初の国際総合大会。選手村や他競技も含めた選手団での行動など、五輪の予行演習と捉えて出場を決めた。五輪代表早期内定の余裕ものぞかせ「普段は勝負に徹しているが、いろんなことを試して柔道の幅を広げたい」と話した。

 100キロ級で東京五輪覇者のウルフ・アロンらも参加し、アジア勢を想定した実戦的な稽古で汗を流した。

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