
大分空港―大分市間で2024年に就航予定の水陸両用の乗り物「ホーバークラフト」の新造船1号機が、九州運輸局大分運輸支局による最終船舶検査に7日、合格した。ホーバーが往来する国内唯一の定期航路としての復活に向けた、国による検査が完了した。
7日午前、九州運輸局大分運輸支局の担当者が同乗し、大分空港から大分市の旧ホーバーの発着場まで30キロ超の航路を往復。速力や旋回能力、なだらかな斜面を登る能力などに異常がないことを確認した。
9日には納入式を行う予定。その後、所有する大分県が運航事業者と船の貸し付け契約を結び、事業者が年内にも航路申請する。国から許可が出れば、運航可能になる。