宮城・栗原市トラック侵入事件を受け学校の危機管理マニュアル見直しを通知 県教育庁

宮城県栗原市の小学校に軽トラックが侵入し、児童4人がはねられた事件を受け、県教育庁は、各学校の危機管理マニュアルを見直すよう通知しました。

7月6日、栗原市の若柳小学校で通用口から軽トラックが侵入し児童4人をはねてけがをさせ、車を運転していた男は殺人未遂の疑いで逮捕されました。

事件を受け、県教育庁は8月28日付で県立学校と仙台市を除く各市町村の教育委員会を対象に、不審者対応の危機管理マニュアルを見直すよう通知しました。

見直しに当たっては校門などの出入り口から校舎入り口までの体制を整えるほか、事前、発生時、事後の3段階に分けて特に事前の対策を手厚くするよう求めています。

具体例としては「学校の門に扉がない場合、バリケードを設けたり、ロープなどを張って内側に入れないことを明示したりする」「児童や生徒の避難経路をあらかじめ想定しておく」などの案が示されています。

県立学校に対しては、10月末までにマニュアルを見直すよう求めています。

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