バイク通勤なのに車と申告、手当不正受給 男性看護師を停職2か月 宝塚市立病院

神戸新聞NEXT

 宝塚市立病院は7日、車の通勤手当を不正受給したなどとして、40代の男性看護師を停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。管理監督責任を問い、看護部長ら上司4人も文書厳重注意処分にした。

 同病院によると、男性看護師は2017年4月から車通勤を申し出ていながら、実際にはバイクで通勤していたという。21年12月にバイクが故障してからは車で通勤するようになったが、患者用の駐車場を利用していたにもかかわらず、同病院の保安員に依頼して駐車料金を無料にしてもらう行為を繰り返していた。

 今年4月4日に院内の意見箱に届いた投書で発覚した。男性看護師は通勤手当の差額と駐車場の不正利用分計45万6千円を既に返還したという。同病院は「職員らの通勤手段については年1回確認している。駐車料金を免除する場合は管理責任がある上司が確認するようにし、再発防止に努めたい」としている。(西尾和高)

© 株式会社神戸新聞社