ジャニーズ事務所が性加害問題に関して記者会見し、組織の新体制を発表した7日、所属タレントのファンや街頭の市民からは「過去のうみを出し切って」「アイドルもファンも安心できる場所を」などと願う声が相次いだ。
名古屋市中心部にある「ジャニーズショップ名古屋」。ジャニーズの舞台を見るため横浜市から訪れた女性会社員(50)は「昔から性加害のうわさはあった。これをきっかけに、うみを出し切って良い方向に行ってほしい」と語った。
事務所はこの日、2019年に亡くなったジャニー喜多川氏の性加害を認定した。浜松市の女性会社員(47)は「本人の死後の告発や検証で、すっきりしない」と複雑な表情。社長に就任した所属タレントの東山紀之氏には「ジャニーズの良いところも悪いところも知っていると思う。同族経営の会社に新しい風を入れてくれるのでは」と期待を込めた。