西田尚美と香音が「くすぶり女とすん止め女」でW主演。MEGUMIがプロデュースする女性応援ドラマ第2弾

テレビ東京ほかでは、10月10日からドラマチューズ!「くすぶり女とすん止め女」(火曜深夜0:30)がスタート。MEGUMIがプロデュースする女性応援ドラマ第2弾で、西田尚美と香音がダブル主演を務める。

MEGUMIは、2022年11月に放送されたドラマチューズ!「完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの」で、一度失敗しただけですべてを否定し立ち直れなくさせる世間の風潮に一石を投じる社会派コメディードラマを手掛け、話題を集めた。今回は、ふちいく子の人気エッセー「くすぶり女のシンデレラストーリー」(梓書院)を原案に、モラハラ夫と離婚したいが経済力や自己肯定感が低く踏み切れない49歳の2児の母と、恋愛も仕事も万年2番手で満たされない思いを抱える25歳の女性の出会いから始まる物語で、世代間ギャップを逆手に取って、現代の女性が抱える悩みや違和感に切り込んでいく。

専業主婦として生きてきた2児の母・山本郁子(西田)は、モラハラ夫から「何をやらせても駄目」「お前の仕事は家事と子育て」と25年間虐げられてきた。ある日、夫が「女みたいで気持ち悪い」と息子の姿を侮辱したことをきっかけに、子どもたちを守るため家を出る決断をする。離婚のために始めたアルバイトだったが、謎の男・八田にスカウトされ、行き着いた先はなんと夫と同じ職場だった。そんな絶体絶命な状況の中、同僚の令和女子・工藤ほのかと出会う。郁子から見ると、かわいくてなんでもこなしているように見えるが、彼女も仕事や恋愛、母親との関係に悩み、満たされない気持ちを抱えていた。世代の違う2人がぶつかり合いながらも、郁子は夫と離婚するために、ほのかは営業成績で1番になるために、互いに手を取り合っていく。そして、郁子を夫に引き合わせた八田の思惑とは?

西田は「原案が同じ時代を生きた女性のお話だったので、自分と重ね合わせながら台本を読みました。ずっと専業主婦で何も分からなかった人が社会に出た時の強さよ! 悩みや問題を乗り越えていく姿にエールを送りたくなると思います。そしていろんな人との出会いが毎話あるのですが、いい意味で皆さんくせ者ぞろいなのです。その出会いで郁子がどう変化していくのか、どんな化学反応が起きるのか、これからの撮影がとても楽しみです」と期待を寄せている。

香音は「ほのかのような役を演じたことは今までになかったので、とても新鮮な気持ちと、現代を生きる等身大の女性のリアルさをしっかり演じていきたいと思い、日頃から人間観察や働く女性たちの様子を見ながらこの作品に臨みました」と作品への向き合い方を述べ、さらに「私の演じるほのかは、仕事や恋愛、何をするにも2位で、人生がいまいちうまくいっていない女性です。そんなほのかが郁子さんやさまざまな人と出会うことで、一歩ずつ成長していくような、そんなストーリーでもあります」と紹介。

そして、企画とプロデュースを担当するMEGUMIは、「前作に参加いただいた原作者のふちいく子さんとの出会いで生まれた作品で、バブル時代を生きた専業主婦と令和を生きる女性を描いた物語です。前作同様、女性はいつからでも変わることができるし、幸せは自分で取りに行く!というメッセージを掲げて、スタッフさんみんなで制作いたしました。ご覧になった方の気持ちに寄り添い、そっと背中を押せるような作品になれば幸いです。最後までご贔屓(ひいき)お願いいたします!」と呼び掛けた。

また、原案のふち氏は「『くすぶり女』とは、やる気がない女性ではなく、何かをやりたい気持ちはあるけれど、どう踏み出せばいいのか分からない女性をイメージしています。かつての私がまさにそうでした。このドラマ・書籍を通じて、社会人経験ゼロの専業主婦であった私を変えてくれた上司やお客さまとの関わり方のヒントを得ていただいたり、性別や年齢、学歴、経験など今置かれている環境もすべてプラスへ変えて『くすぶり女』が一歩踏み出すきっかけになるとうれしく思います」と語っている。

「くすぶり女とすん止め女」は、40代・50代であるMEGUMIとふち氏、そしてテレビ東京に入社して数年の20代女性プロデューサー2人が抱えている、現代の生きづらさや女性ならではの悩みをぶつけ合いながら生まれたという。

あらためて西田は「『私なんか』という言葉から解放されますように。ヘアメークとファッションの変化にもご注目ください」、香音も「世の中の女性たちがこの作品を通して、共感したり、勇気づけられたり、背中を押してくれるような、そんな作品になればうれしいです」と思いを伝えている。

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