発電、楽しく学ぶ 節電へワークショップ

 夏の節電シーズンを前に、楽しみながら「電気」について考えてもらうワークショップが22日、川崎市中原区小杉町の「COSUGI COBO」で開かれた。地元を中心に4歳から小学生まで約30人が参加し、身近な光を使って発電の仕組みを学んだ。

 エコ意識の高まりに合わせ、子どもたちにも街にある電気に関心を持ってもらおうと、武蔵小杉エリアの活性化を目指す「コスギコンビビアルプロジェクト実行委員会」が企画した。

 ワークショップでは、園芸用スコップと発光ダイオード(LED)、電子メロディーなどを使って「発電ソーラーボックス」を作製。光を当てると電気が流れて音が鳴る仕組みで、光が強くなるほど音も大きくなる。

 子どもたちはソーラーボックスを手に、会場にあるさまざまな光を探索。太陽光や、光の強いライトに近づくと「音がよく聞こえる」と驚き、発電量の違いを体感していた。

 相模原市中央区から訪れた女児(5)は「触ると熱いライトのところが一番大きく聞こえる」と不思議そうに何度も試していた。

© 株式会社神奈川新聞社