アル・イテハドが最後の悪あがき、サラー獲得に約368億円提示もリバプールは拒否へ

[写真:Getty Images]

サウジアラビアの移籍市場の終了が迫る中、最後の大物獲得に動く可能性があるという。

イギリス『テレグラフ』によると、アル・イテハドはリバプールのエジプト代表FWモハメド・サラー(31)の獲得をまだ諦めていないとのことだ。

サラーは、リバプールのエースとして君臨し、過去にプレミアリーグでもゴールを量産。3度の得点王にも輝いており、黄金期を迎えたチームを牽引していた。

リバプールへの忠誠を誓っていた一方で、サウジアラビアから巨額オファーが舞い込むと、本人は耳を傾けることに。アル・イテハドは1億ポンド(約184億円)をオファーし、アドオンを含めれば1億5000万ポンド(約276億円)になるとされていた。

しかし、リバプールは一貫して売却を拒否。チームの中心選手として据えることを決め、ユルゲン・クロップ監督も「100%全力で取り組んでいる」と残留へ動いていると語っていた。

そんな中、アル・イテハドはどうしてもサラーを獲得したく、2億ポンド(約367億7000万円)のオファーに変更したとのこと。これは史上最高額の移籍金になるが、リバプールは全く興味を持っていないという。

サウジアラビアの移籍市場は7日まで。アル・イテハドの関係者は、さすがに時間がなさすぎると考えているが、今夏獲得できなくとも、この先に獲得を再び検討する考えを持っているようだ。

リバプールは退団したブラジル代表FWロベルト・フィルミノがサウジアラビア行きを決めると、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソン、ブラジル代表MFファビーニョも続くことに。チームメイトと同じリーグへ移籍することになるが、今夏はないと見て良さそうだ。

なお、プレミアリーグから移籍する際の最高額は、バルセロナが2018年にリバプールから獲得したフィリペ・コウチーニョで、1億3000万ポンド(約239億円)となっている。

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