和気町 徴収怠った職員を減給処分 下水道負担金 監督責任で上司らも

和気町役場

 岡山県和気町は7日、下水道の受益者負担金の徴収業務を怠ったとして、上下水道課の30代男性職員を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしたと発表した。

 町によると、職員は2020~22年度、下水道に接続した住民や事業所計22件に対して負担金計約708万円の納付書を送付しなかった。「他の業務を優先してしまった」と話しているという。今年7月、他の職員が未処理に気付いた。

 監督責任で上司1人を減給10分の1(1カ月)、元上司2人を戒告とした。処分はいずれも1日付。

 町は対象者に謝罪し納付を要請した。太田啓補町長は「深くおわびする。今後このような事態を起こさぬよう職員を指導していきたい」とコメントした。

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