インドの国名「バーラト」に? G20招待状、激論に

 【ニューデリー共同】インドで9~10日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議で、各国首脳に送った夕食会の招待状の主催者がインド大統領ではなく、ヒンディー語でインドを意味する「バーラト」大統領と記載され、国内で国名変更説が浮上している。政権幹部は「単なるうわさ」と否定するが、激しい議論になっている。地元メディアが7日までに報じた。

 インドには多様な民族と宗教、言語があり、国名は英語の「インディア」やヒンディー語の「バーラト」のほか「ヒンドゥスタン」などさまざまな呼び方がある。与党インド人民党の支持母体でヒンズー至上主義を掲げる団体は「バーラト」を国名として使用するよう呼びかけてきた。

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