猫が好きな人にやっちゃう『イタズラ』3選!やめてほしいときはどうしたらいい?

1.甘噛み

猫が人間に対してしてくるイタズラの代表格ともいえるのが、かぷっと手足を噛んでくる甘噛みではないでしょうか。

甘噛みする猫の心理は、飼い主さんにかまってほしい・遊んでほしいなど様々な思いが込められています。この甘噛みは、基本的に悪意を持って行うことはありません。しかし、飼い主さんにとっては多少なりとも痛みを伴うため、止めてほしい行為でしょう。

猫の甘噛みを防ぐためには、噛み癖をつけさせないことが重要です。具体的には、かぷっと噛んできたときに「ダメ!」「コラ!」とだけ短くハッキリ伝え、その後相手をしないで無視しましょう。根気はいりますが、次第に猫も、噛んでも意味はないと学んでいくケースは多いです。

このとき、軽く叩く・怒鳴るなど、猫を怖がらせる行動は控えましょう。猫を怖がらせながら叱ると、猫が怯えて問題行動が悪化する恐れがあります。猫に対しては、静かに穏やかに注意することが大切なポイントです。

2.作業妨害

パソコンで作業をしているときや本を読んでいるとき、飼い猫が目の前に割り込んできて座りこむ、という経験をされた方も多いはず。まるで作業を妨害するかのように居座られると困ってしまいますよね。

しかし、このイタズラは、猫も悪気があってしている訳ではありません。猫は人間の行動の意味を理解できません。それはパソコン作業や読書も同様。猫からすると飼い主さんがパソコンや本の前で暇そうにしているように思えるので、「ヒマなら遊んでよ」とアピールしているだけなのです。

猫がパソコン作業や読書のジャマをしてきても、怒らないであげましょう。休憩タイムと割り切って、猫と遊んであげるのもオススメです。

3.早朝に起こされる

飼い主さんの中には、早朝に愛猫の鳴き声や暴れるなどの行動で叩き起こされてしまう方も少なくないのではないでしょうか。

猫は薄明薄暮性の動物で、早朝はメインの活動時間帯です。また、お腹が空く時間帯でもあるので、朝ごはんを用意してもらおうと飼い主さんを起こしてしまうのです。

注意したいのが、一度でも猫の要望に応えて起こされてしまうと「こうすれば飼い主さんは起きてくれる」と猫が学習してしまうところです。専門用語ではこれを「間欠強化」といい、猫は一度成功した行動を繰り返し行うようになってしまいます。常習化させたくない方は、意地でも起こされないことを意識しましょう。

その一方で、朝早くに起こされることで規則正しい生活を過ごせるようにもなります。割り切って目覚まし代わりに猫に起こしてもらうのも悪くないかもしれません。

まとめ

今回紹介したイタズラ以外にも、猫が好きな人に対してしてしまう行動は存在します。どれも飼い主さんの頭を悩ませることが多いです。

ただ、猫は社会性が低い動物なので、言葉などでしつけることは困難です。重要なのは、飼い主さん側による事前対策や環境設定です。

今回の記事を参考に、猫のイタズラ対策を見直してみてください。

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