Perfumeの衣装展、9日の開幕前に内覧会 メンバー3人登場、あ~ちゃん「私たちの結晶が飾られていて感動」 県立美術館

衣装展「Perfume COSTUME MUSEUM」の記者内覧会でインタビューに応じるPerfumeの(左から)かしゆか、あ~ちゃん、のっち=7日午後、神戸市中央区脇浜海岸通1、兵庫県立美術館(撮影・長嶺麻子)

 女性3人組ユニット「Perfume」の衣装を飾る特別展「Perfume COSTUME MUSEUM(パフューム・コスチューム・ミュージアム)」(神戸新聞社など主催)が9日、神戸市中央区の兵庫県立美術館で開幕する。7日に開かれた内覧会にはメンバー3人が登場し、あ~ちゃんが「最善を尽くしてきた私たちの結晶が飾られていて、感動しました」と笑顔であいさつした。

 衣装本「Perfume COSTUME BOOK 2005-2020」(文化出版局刊)などを基に企画した初の大規模衣装展。会場は4章から成り、05年のメジャーデビュー以降、ライブやミュージックビデオ(MV)などで実際に着た衣装約180着を厳選し、今回、初公開のデザイン画や型紙といった制作資料、ハイヒールや帽子、髪留めを含む約30点も展示する。

 既製服をアレンジした初期の衣装、華麗なダンスを支える機能性、近未来感を演出した素材にも注目し、折り紙などから発想したデザインの独創性にも迫る。

 会場ではMVなども上映し、実際の着用シーンと衣装のディテールを見比べられるようにした。3人それぞれが思い入れの深い衣装計12組をセレクトして飾る「わたしたちのお気に入り!」も見どころ。クリエイター集団「ライゾマティクス」がプロジェクションマッピングを投影したり、光と音楽のリズムを連動したりして、パフォーマンスを再現する展示も注目だ。

 かしゆかは「どういうコンセプトで私たちを見せたいか、が詰まった衣装展」。のっちは「(衣装は)時代時代をともに歩んで戦ってきた分身のような大切な存在。美術品のように飾ってもらって感慨深い」と語った。

 同館の橋本こずえ学芸員や本展を企画したフリーのキュレーター久慈達也さんの解説を聞きながら会場を観覧した3人は、「かわいい~!!」「ここ好き~!!」と興奮気味に感想を述べ、「間近に見られるっていいですね」と笑顔で見入っていた。

 11月26日まで。月曜休館(9月18日と10月9日は開館し、翌日休館)。当日券は一般1800円、大学生1400円など。同美術館TEL078.262.1011 (小林伸哉、津田和納)

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