【新型コロナ】神奈川の感染者、第8波ピーク上回る 5類移行後初、1医療機関20人超

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県は7日、県内約380カ所の定点医療機関で報告された感染者数を公表した。8月28日~9月3日の1週間で、1医療機関当たりの平均患者数は20.33人となり、前週に比べて2.23人増えた。

 5月の5類移行後、1医療機関当たりの患者数が20人を超えたのは初。前週比での増加は3週連続となった。受診動態の違いなどから単純な比較はできないものの、第8波のピーク(参考値で18.72人)を上回った。県は、基本的な感染防止対策の徹底を呼び掛けている。

 報告された患者数は県内全体で7461人。1医療機関当たりの報告数は横浜市で16.95人、川崎市で23.56人、相模原市で20.63人、政令市以外の県域で22.71人だった。

 9月6日時点の入院者数は1584人(前週比11人減)で、うち重症者は38人(同11人減)。確保病床の使用率は58.92%で、うち重症用病床は25.0%だった。

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