秋の歌聞こえた! 奈良県の橿原市昆虫館、クツワムシも大音量で きょう9月8日は「白露」

ガチャガチャ、と迫力のある鳴き声で存在感を発揮するクツワムシ=橿原市南山町の「橿原市昆虫館」

 8日は二十四節気の一つ、「白露」。明け方、草木に朝露が宿りはじめるころ、と言われている。いくぶんか、日中の暑さも和らぎ、秋の風情が感じられるようになってきた。

 秋に鳴く虫と題し、奈良県橿原市昆虫館(同市南山町)では「あれ松虫が鳴いている…」で始まる童謡「虫の声」に登場するマツムシやスズムシ、クツワムシなど5種類を生態展示している。

 おおむね、夕暮れ時以降、鳴き始めるため、同館では昼夜を逆転させ飼育。開館時間中も美しい鳴き声が聞ける。クツワムシは大音量で機械のような音(声)を発し、存在感がある。

 「鳴き声を頼りに探してみては」と池田大・同館学芸員。公園など身近な場所で見つかるかも。

 同館での展示は11月中旬まで。

 問い合わせは、電話0744(24)7246。

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