入湯税700万円申告漏れ 茨城・城里町「ホロルの湯」

ホロルの湯

茨城県城里町開発公社が指定管理者を務める健康増進施設「ホロルの湯」(同町下古内)で、2018年8月から今年7月までの5年間に、入湯税計約700万円の申告漏れがあったことが7日までに分かった。公社は同日、町に修正申告した。過少申告加算金と延滞金を加え、同公社の納付額は900万円前後に上るとみられる。

町によると、温泉雑誌持参での無料入場者や回数券利用者などの入湯税分をカウントしていなかったことが原因。町が8月18日に実施した月例出納検査などで「利用者数に対し入湯税額が過少では」との指摘があり、同公社が調べたところ、18~22年度の5年間で約630万円の申告漏れが発覚。修正申告については、地方税法を踏まえ、本年度途中の7月までの5年間分で算出したという。

同公社は町が100%出資する第三セクターで、代表理事は上遠野修町長。施設は温泉施設や温水プールを備え、22年度の入場者数は約17万6千人に上る。

上遠野町長は、申告漏れについて「申し訳ない。チェックが行き届かなかった」と謝罪した。

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