夫婦の家事負担に格差、吉村知事も「十分じゃないかも」

9月6日におこなわれた大阪府の定例会見で、夫婦の家事負担比について紹介され、吉村洋文知事が自身の家事負担について「不十分かもしれないが一生懸命やっている」と話した。

定例会見のフリップより「OSAKA女性活躍推進月間」の案内(9月6日・大阪府庁)

会見では9月の『OSAKA女性活躍推進月間』に合わせて、6歳未満の子どもを持つ夫婦の家事・育児時間が、夫の1時間42分に対して妻が7時間46分、と約4.5倍の差があることが紹介(令和3年 社会生活基本調査/総務省より)。

共働き世帯が専業主婦世帯の1.8倍あるにもかかわらず、女性だけが家事・育児の責任を負い、仕事と生活の調和がとれていないことが説明された。

では、実際に夫婦でどれだけの負担割合が理想なのか。吉村洋文知事は、「それぞれの家庭で決めることなんでしょうけど、共働きが増えていること、今あまりにも負担割合に差があることは事実なので、こういうことを知っていただきたい」と言葉を濁す。

また、吉村知事自身の家事負担については、「掃除や空いている時間は自分が食べたものを洗うとかはしています。まあ、不十分かもしれませんけど・・・。できるところは一生懸命やっているというところです」と自信がない様子で答えた。

会見では、同推進月間におこなわれるイベント『ドーン de きらりフェスティバル2023』も紹介。8日・9日に「ドーンセンター」(大阪市中央区)にて、セミナーやトークショーがおこなわれる(入場無料)。

取材・文・写真/岡田由佳子

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