攻撃的な組織作りに必要な「個人の守備能力」 内田篤人が驚いたシティのディフェンスとは

毎週木曜日に『DAZN』で配信されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。

今回はインターナショナルマッチウィークということで日本代表チームの特集。ゲストには佐藤寿人と林陵平の「Jリーグプレビューショー」コンビが出演した。

その中で日本代表のこれからの戦い方についての話になったとき、佐藤寿人が「個人の守備範囲を広げないといけない」と説明していた。

佐藤「ワールドカップでも感じたんですけど、一人が守れるエリアを広げること。

(ワールドカップでは)5バックでブロックを作って一人一人が埋めるスペースは限られていたんですけど、ある程度攻撃に人数をかけることになれば、(守備陣には)一人で守れる走力やフィジカル的なスポーツアスリートの能力がさらに必要になる」

内田「ブラジルとやったときに思ったんだけど、一人が守れる範囲がすごく広いのよ。2枚のセンターバックで守るの、彼らは。

『これはどうしたらいいんだろう』と思った。オレらが5人か4人で守るところを、2人で守ってしまう。マンツーマンで付きながら」

林「それはイコール前に人数をかけられるということだからね」

また、その後のフォーメーション予想のコーナーでも以下のようなトークがあった。

内田「後ろ(サイドバック)が前に行ったら、センターバックの守備範囲はすごく広くなる。そこで個人の守備範囲をもっと広くしなきゃいけないという。

『自分足遅いんで、こんなにハイラインで行かれたらめっちゃ怖いんすよ』という選手じゃムリだよね」

佐藤「足が遅いセンターバックは多分難しいですよ」

林「今ハイプレスが流行っていますけど、結局はセンターバックの能力が高いからこそいけちゃう、守れちゃうという。マンチェスター・シティを見ればわかる」

内田「シティなんてさ、センターバックがマンツーマンで付いて、サイドバックが後ろに下がってることあるもんね。スゴイなと思って。

本当に能力の問題なんだな、個人の能力のことになってくるから」

【関連記事】元サガン鳥栖の鎌田大地、「佐賀県はどこ?」クイズで衝撃の回答。「ダメだ、これは良くない…」

マンチェスター・シティはジョゼップ・グアルディオラ監督の下で攻撃的な組織を作っているが、結局それを実現させているのはディフェンス陣の個人能力であるという。

© 株式会社ファッションニュース通信社