ネット・カーボンマイナス賃貸住宅実用化へ、大和ハウス工業らが実証開始

大和ハウス工業株式会社(以下、大和ハウス工業)らは9月5日、ネット・カーボンマイナス賃貸住宅の実用化に向けた実証実験を12月27日より開始すると発表した。

同実証は、大和ハウス工業、大和リビング株式会社(以下、大和リビング)、株式会社サンワ(以下、サンワ)の3社で実施する。使用する物件は、サンワが事業主となる新築賃貸住宅「(仮称)エコンフォート前橋駒形」だ。同物件には、雨天時でも約10日間の停電に対応可能※1な、「全天候型3電池連携システム」を搭載している。

※1 水道、ガスが使える場合(プレスリリースより)

同実証では、「全天候型3電池連携システム」と「カーボンニュートラルLPガス」を採用し、3社が設備のエネルギー供給状況・稼働率、余剰電力量のデータを集積し、分析・評価を行うという。

なお、3社は、同実証の結果を踏まえ、最適な提案・技術的な進展およびネット・カーボンマイナス賃貸住宅の実用化を目指す。同時に、ZEH-M※2対応の賃貸住宅をより推進することで、賃貸住宅の脱炭素化による環境負荷の低減に寄与すると述べている。

※2 ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス・マンションの略称。断熱性・省エネ性能を高め、再生可能エネルギーなどにより、エネルギー収支ゼロを目指す集合住宅。(プレスリリースより)

(出典:大和ハウス工業 Webサイトより)

© 株式会社自動車新聞社