陶・華・書 コラボレーションで彩る作品展 茨城・ひたちなか

陶芸、華道、書道のコラボレーション作品が並ぶ会場=ひたちなか市共栄町

陶芸家の小林政美さん(茨城県笠間市)、華道家の笹島英湖さん(同県水戸市)、書道家の笹島沙恵さん(東京都)による作品展「Trilogy 三才の響き」が、ひたちなか市共栄町のギャラリーサザで開かれている。11日まで。

小林さんの花器を英湖さんが秋の植物で彩ったコラボレーション作品など、作家の個性を協和させた約40点が並ぶ。陶と書の共作「宙」は、小林さんが成形した白黒4枚の皿に、沙恵さんが自然の循環を表現。筆の動きや塗料の濃淡を生かした絵付けで双方の魅力を引き出した。同ギャラリー初の野外展示で、全長5メートルの竹のオブジェ(英湖さん作)も見どころという。

英湖さんは「空間や作品が調和するよう、作家それぞれが表現を追求した」と語り、沙恵さんは「自由に見て、感じるものがあればうれしい」と話した。

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