4年ぶり鉄人レース 463人挑む 10日倉敷、コース見どころ紹介

 4年ぶりとなる第10回倉敷国際トライアスロン大会(倉敷市、大会実行委主催)が10日、同市児島元浜町の児島ボートレース場を発着点に開かれる。瀬戸内海沿岸や鷲羽山を巡る計51.5キロ(スイム1.5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ)は、風光明媚(めいび)な一方で起伏に富む難コース。463人の“鉄人”が挑むレースの見どころを紹介する。

 新型コロナウイルスの影響で2019年以来の開催となり、個人の部に376人(男性353人、女性23人)、3人一組のリレーの部に29組(男性23組、女性6組)がエントリー。18歳から75歳まで幅広い年齢層が参加する。

 最初の種目のスイムは3組に分かれ、午前7時51分から3分おきにスタートする。スタート直後、ボートレース場の水面を選手が埋め尽くす壮観な光景が見ものだ。

 バイクは鷲羽山周辺を経て瀬戸大橋をくぐり、旧鷲羽山スカイラインを走る。瀬戸内海の多島美を見渡せるビューポイントが続くが、最大高低差が約200メートルと起伏が激しい最大の難関。最終種目のランは、旧下津井電鉄線路跡「風の道」や市街地の児島ジーンズストリートにコースを設定し、選手は沿道の声援を受けながら力を振り絞る。

 各種目が切り替わるトランジションはレース場前に設置。フィニッシュゲートは場内に設け、ゴールの制限時間は正午とする。

 新型コロナ対策としてバイク、ランのコース上に設ける給水所を削減。前日の開会式や大会当日にレース場で行っていたご当地グルメの販売イベントも取りやめる。

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