「THE ドラえもん展」 28組の作家が世界観を表現 ハウステンボスで10月1日まで

人気作家の個性豊かな作品が並ぶ「THE ドラえもん展」=佐世保市、ハウステンボス((c)Fujiko―Pro)

 佐世保市のハウステンボス(HTB)で、国民的アニメ「ドラえもん」をテーマにした「THE ドラえもん展 NAGASAKI 2023」が開かれ、国内外で活躍するアーティストが手がけたオリジナリティー豊かな作品が展示されている。10月1日まで。
 「あなたのドラえもんを作ってください」という、作家へのお願いから始まった展覧会。2017年の東京を皮切りに全国各地で開催され、九州では初となる。
 28組の作家がさまざまな発想、技法で人気キャラクターの世界観を現代アートとして表現。水面をのぞく不思議な空間を描写した作品や高さ3.6メートルの縫いぐるみ、幅約12メートルの大作などが並ぶ。
 会場のハウステンボス美術館でオープニングセレモニーがあり、主催者を代表して坂口克彦社長は「展覧会で元気になってほしい」とあいさつ。特別協力の漫画制作会社「藤子・F・不二雄プロ」(東京)の勝又日子社長が「父が書いた漫画を読んで育ったアーティストが、思いを込めて創作したドラえもんが集結する夢の空間」と祝辞を述べた。

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