本企画は岸釣りのスペシャリスト・川村光大郎が、まだ見ぬ釣り場を探して全国を旅する不定期連載。今回の舞台は長野県!スモール天国の信州に潜む、3つのフィールドに最強陸王がいざ挑戦!
●文:ルアマガプラス編集部
― Profile
川村光大郎(かわむら・こうたろう)
陸王4勝、レジェンド1勝、通算5勝の最多勝陸王。
バス釣りに懸ける情熱は衰えることを知らず、スキルの進化は待ったなし。
自身が主宰するブランド「ボトムアップ」からは、その情熱とエネルギーを具現化したアイテムがリリースされている。
Day.1 目指せ、グランドスラム! 3つの水域を攻略せよ。
― 足掛け1年・・・。待ちわびた希望の湖。
昨年、久方ぶりの再開を果たした当連載。福岡県の無限水路・柳川クリークを舞台に駆け回ったコータローだが、実はその段階で取材地に上がっていた候補が今回の場所である。
その舞台は長野県! メジャー場で言えば、真っ先にスモールレイクの聖地・野尻湖が思い浮かぶが、今回の旅の本丸は希望湖。正式には『沼の池』という名称で、川中島の合戦後、武田信玄の軍勢から追われた上杉謙信を庇って、追っ手を足止めした『こく衛門』という男が礼として譲り受けた歴史ある場所。
ちなみに、「望みのものは何でも与えてやる」という謙信からの問いに対し、故郷が水に不憫していることから沼の池を譲り受けたそう。
そんな希望湖だが、コータローが目を付けたのは高校時代の友人から受けた連絡が発端だった。
「その人はほとんど小貝川でしか釣りをしないんだけど、年に数回は希望湖に行くんですよ。そんで、良いバスを釣るから気になっていて…! 」
今号の特集は、『スモールマウス』。野尻湖も近いし、どうやら希望湖にもスモールがいるようなので、このタイミングに行かずして、いつ行く!? というわけで、コータローの1年越しの願いが叶ったわけです。
さぁ、そんなわけでもう鼻の穴膨らませまくりのコータロー。移動用に確保したロケ初日にもかかわらず、深夜に記者と出発し、朝イチには現場着という…。
希望湖ではレンタルボートも出せるため、翌日に向けて船で全域を見ることに。下見の結果、グッドサイズに悩まされたが魚影は濃い。さぁ、ここからコータローはどう攻めていく!?
今回のミッション
①希望湖をクリア②野尻湖をクリア③●●●●●●●●●をクリア
近隣に複数のレイクがある今回のジャーニー。最後の③は①、②をクリアした場合にのみ行くことが許されるボーナスステージだ!
― 初心者の心得① 食わせを損なわずに横展開
ジャーニーレイク① 希望湖[長野県]
船を借りるなら、ボート小屋へ
事前に予約が必要で、営業時間は9時から16時まで。予約は斑尾高原観光協会のホームページから可能。ボートは1艘4,000円、釣り券が1日600円。
次ページ:Day.2 正真正銘のジャーニー開幕! コータロー、ついに開眼!?