死んだはずの長男の姿が この家にはもうひとりいる ミステリー・ホラー映画「震える家族」公開決定

韓国発のミステリー・ホラー映画「震える家族」が、2023年11月10日より劇場公開されることが決まった。

「震える家族」は、恐怖と贖罪の輪廻が渦巻くミステリー・ホラー映画。牧師のソクホと妻のヒョヌは、教会で3人の子供たちと暮らしていた。夫妻にはもうひとりハンビョルという息子がいたが、池に落ちて溺れ死ぬという不慮の事故で亡くなっていた。そして、その悲しみから逃れるかのように、新たにイサクという少年を養子として迎え入れることにする。施設からイサクを連れて家に戻るが、3人の子供たちはまったく打ち解けなかった。イサクは病によって視力が低下しているのだが、時折誰かの姿が見えるとつぶやく。ソクホやヒョヌ、そして子供たちは何かにおびえるようにその方向に目を向けるが、そこには何も見えなかった。

ASIAN MOVIE PULSEにおいて2022年のアジア発ホラー映画ベスト15に「呪詛」「呪餐 悪魔の奴隷」などとともにピックアップされ、独立系映画ながら韓国での公開時にベスト10に迫る勢いを見せた。長男の死を悔やむヒョヌを演じるのは、「チェイサー」「奴隷の島、消えた人々」のパク・ヒョジュ。その夫ソクホ役を「新感染半島 ファイナル・ステージ」のキム・ミンジェが務める。

ポスタービジュアルは、池の水面の揺れによって兄弟たちの顔がゆがみ、その側に“いるはずのない子供”の姿が映り込むデザインに、「あの子は、死んだはず―。」コピーが配されている。予告編は、その死んだはずの長男の姿や、長男の出現によって狂わされていく家族の様子が映し出されている。

【作品情報】
震える家族
2023年11月10日(金)より、シネマート新宿・心斎橋にて公開
配給:「震える家族」上映委員会
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