茨城海上保安部は7日、海の安全運動「夏の事故ゼロキャンペーン」期間(7月16日~8月31日)に、茨城県内で8人が海難事故に遭ったと発表した。2022年の同期間に比べ5人減少した。このうち、死者と行方不明者は計4人。船舶事故は、那珂川河口付近で転覆したプレジャーボート1隻。
同保安部によると、8人はいずれも、ヘッドランド(人工岬)周辺など開設中の海水浴場以外の場所で事故に遭った。大洗町大貫町の海上でサーフィンをしていた50代男性が波にのまれるなど3人が死亡し、1人が行方不明になった。
同保安部は、監視員がいない場所は安全対策が取られておらず危険として、必ず海水浴場で遊泳するよう呼びかけている。
県観光物産課によると、7月15日~8月20日に今夏開設した14海水浴場の入り込み客数は45万383人だった。昨年は46万3871人で、ほぼ横ばいとなった。