岸田首相、インドに向け出発 G20で国際秩序の維持訴え

インドに向け出発する岸田首相。左から2人目は裕子夫人=8日、インドネシアのスカルノ・ハッタ国際空港(共同)

 【ジャカルタ共同】岸田文雄首相は8日、インドネシアで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議の一連の日程を終え、20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれるインドに向けて政府専用機でインドネシアを出発した。G20首脳会議では、先進7カ国(G7)議長国として国際秩序の維持・強化の重要性を訴える考えだ。

 首脳会議は9~10日の日程で、世界経済を主要テーマに議論が交わされる。首相は、ロシアによるウクライナ侵攻で影響を受ける食料安全保障の強化や、感染症の世界的大流行に備えた途上国支援体制の必要性を強調する方針。デジタル化推進に向けた各国の連携も呼びかける意向だ。

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