備前カレーにミニスイーツいかが 華麗備前会5店舗がフェア

初参加の「ビストロMeatUp備前」のキーマカレー

 備前焼の器を盛り付けに使った「備前カレー」を提供している備前、瀬戸内市の5店舗でつくる「華麗備前会」は、ミニスイーツをサービスするカレーフェアを開催している。食で観光客を呼び込む取り組みで4年ぶり。18日まで。

 今回は、烏城として知られる岡山城や、かつて備前が産地だったお歯黒にちなんで「黒」を共通テーマにし、カレーかスイーツに取り入れている。

 初参加のビストロMeatUp備前(備前市伊部)は「備前牛すじ&すね肉ゴロゴロキーマカレー」。表面を“黒く”焦がしたブリュレが付く。オーナーの朝倉宏之さん(53)は「カレーを通じて地元を盛り上げたい」と話す。

 備前焼ギャラリー山麓窯(同市東片上)は初のカレーうどん。特産カキの食害を引き起こしているクロダイ(チヌ)の唐揚げをトッピングし、チヌの消費拡大をPRする。特典は梅ジュースとクッキー。

 ギャラリーしょうざん(同市香登本)は県産白桃を使ったフルーツカレー、シバベ(同)はシーフードカレー、おさふねサービスエリア(瀬戸内市長船町長船)はステーキカレーを提供中。

 会長の小松知子さん(74)は「心を込めて手作りしている。観光とともに、食べ比べや器も楽しんでもらえたら」と呼びかける。問い合わせは山麓窯(0869―64―2176)。

備前カレーをPRする小松会長と山麓窯のカレーうどん

© 株式会社山陽新聞社