朝鮮で戦術核攻撃潜水艦の進水式 金正恩総書記が参加

朝鮮で戦術核攻撃潜水艦の進水式が6日盛大に行われた。

金正恩総書記が参加した。

「労働新聞」は8日、「百戦百勝の朝鮮労働党の卓越した指導の下、わが共和国の建国史にかつて持てなかった世界的な、強大な国防力を浮上させ、偉大な繁栄強国の新時代を開いていく栄光に輝く道程の上に主体的海軍武力の急速な発展ぶりを全世界に誇示する新しい威力的実体が出現した」と指摘、要旨次のように報じた。

初の水中核攻撃艦船の荘厳な誕生で朝鮮民主主義人民共和国海軍武力強化の新たなページの序幕を告げ、地域と世界の平和と安全のために国家核抑止力を質量ともに、飛躍的に一層拡大、強化していこうとするわが党と政府の確固たる意志がより鮮明に誇示された潜水艦の進水式は9月6日、朝鮮労働党総書記で朝鮮民主主義人民共和国国務委員長である敬愛する金正恩同志をいただいて李炳哲、朴正天の両元帥、金徳訓内閣総理、金明食海軍大将など、党と政府、軍部の指導幹部の参加の下、海軍東海艦隊の指揮官、海兵、鳳抬造船所の全ての労働者と科学者、技術者の沸き立つ歓喜と感激の中で盛大に行われた。

朝鮮民主主義人民共和国の国歌が荘重に奏楽される中、朝鮮人民軍海軍儀仗兵が長々70余年間、果てしなく広い祖国の海を守って戦ってきた海軍将兵の貴い精神が染み込んでおり、朝鮮の永遠なる尊厳と必勝不敗の象徴として輝く藍紅色の共和国旗を徐々に掲揚した。

続いて、朝鮮人民軍海軍に戦術核攻撃潜水艦を移管することに関する朝鮮労働党中央軍事委員会の命令を李炳哲元帥が伝達した。

朝鮮労働党中央軍事委員会の命令に従って、初の戦術核攻撃潜水艦第841号が朝鮮人民軍海軍東海艦隊管下の当該の水中艦戦隊に移管され、「金君玉英雄」号と命名された。

金正恩総書記が、新しく建造した潜水艦の移管証書を海軍東海艦隊管下の当該の水中艦戦隊長に授与した。

金正恩総書記が、進水式を祝う意味深い演説を行った。

金正恩総書記は、今日進水する第841号「金君玉英雄」艦はわが海軍武力の中核的な水中攻撃手段の一つとしてその戦闘的使命を遂行することになると述べ、朝鮮労働党とその革命工業戦士たちが崇高な理想と無比の創造闘争で出産した先進海洋強国建設大業の初の申し子であると高く評価した。

金正恩総書記は、党中央は海軍武力強化の新しい全盛期を実質的に裏付けるために、われわれの艦船工業のより一層の跳躍を決心したし、艦船工業の中興はこれ以上退く道がなく、必ず実現させるべき最重大課題であると述べ、今後も連続的に水中および水上戦力の現代性を引き続き向上させ、わが海軍の核武装化を引き続き推進するという戦略・戦術的構想を宣明した。

金正恩総書記は、進水式を記念して党と政府の幹部、海軍の主要指揮官、潜水艦工場の責任活動家と共に歴史に末永く残る意義深い記念写真を撮った。

李炳哲元帥は、工場の支配人から進水の準備が終わったという報告を受けて、進水を命令した。

金正恩総書記は、革命的国防建設政策を純潔な良心と信義で、決死の実践で支えていく軍需部門の労働者たちの忠誠と愛国の尽きない力と熱情があって、共和国創建75周年を前にわが国家の地位を再び誇示できるようになったと重ねて評価し、工場の活動家と労働者が新世紀の艦船工業の発展に寄与する本当の愛国者、領海防衛の兵器廠を守っている第一線戦闘員の誉れ高い栄誉を引き続き輝かせていくとの確信を表明した。

金正恩総書記は9月7日、試験航海のための出港の準備をしている戦術核潜水艦「金君玉英雄」艦を見て回った。

金正恩総書記は、海軍の核武装化はこれ以上延ばすことも、遅らせることもできない差し迫った時代的課題、革命武力建設の中核的要求として提起されると述べ、戦術核を搭載した水中および水上艦船を海軍に引き渡す事業に拍車をかけて、わが海軍が自己の戦略的任務を円滑に遂行できるようにしなければならないと語った。

金正恩総書記は、共和国海軍武力の初の世代の英雄指揮官であった金君玉英雄の名を冠した潜水艦の指揮官、海兵らしく前の世代の偉大な海兵精神をしっかり継承して政治的・思想的、精神的・道徳的準備においても、革命戦争準備の完成においても海軍の手本、全軍の模範となり、英雄海軍の新しい神話を引き続き先頭に立って生み出していくとの期待と確信を表明した。

朝鮮民主主義人民共和国創建75周年を前にして行われた戦術核攻撃潜水艦の進水式は、偉大な金正恩時代の主体的海軍武力の強化・発展史と国家核戦力建設史に特記すべき歴史的出来事、先進海洋強国建設の雄大な目標への荘厳な出発を宣言した意義深い契機として祖国の歴史に記されるであろう。(了)

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